29.最後のお別れ
- 2016/07/17 19:04
火葬場に行って、最後のお別れをしながらも
やっぱりイヤだ・・・・
もう少し・・・せめて1日だけでも・・・・
って、何度も言いかけては呑み込んで。。
いつまでもこんなでごめんね、ごましお。。
もう十分に時間をくれたよね。
いっぱい撫でて、話して、こころの準備をする時間を作るために
14日間も変わらずにいてくれた。
こんなに悲しいのは、それだけ幸せだったから。
思い描いていた通りの最後にはならなかったけど
19年間健康なままで、数えきれないほどの思い出を残してくれた。
本当にありがとう。。
身が引き裂かれる思いで、ごましおを見送って・・ ・
火葬の間、骨壺を選んだり
位牌の申し込みや今後の法要スケジュールの説明等があった。
ペット用の位牌は、すごい種類があってかわいいものがたくさん。
今はとても辛くて何も考えられないけど・・・
落ち着いてからゆっくり選んであげたい。
売店にもたくさんのお供えものやお線香や仏壇セットが。
そっか・・
こういうの揃えたりとか
まだしてあげられること、いろいろあるね。。
とりあえずお線香を買った。
食いしん坊ごましおだから、ミルキーの香りのにした。
火葬が終わって、お骨上げのときもとても驚かれた。
本当に19才ですか!?って。
ごましおの骨は模型のように真っ白でとてもきれいだった。
こんな高齢できれいに完璧に残ってる骨は見たことないって。
若い子でもそうそういないって。
高齢だったり、若くても病気があったりすると
骨がもろくなって崩れたり黒ずんだりするみたい。
ごましお、亡くなってからも褒められてばっかりやね。。
火葬の前に、黒いお線香に一言書いてあげて下さいって。
燃えても形が残って文字が浮き出るみたい。
涙で目がかすんでる上に、真っ黒の上に黒インクで書くから
ちゃんとかけてるのか全くわからなかったけど・・・
読める程度の文字書けてた。
そしてパパと私、同じ気持ち、同じこと書いてた。
こういう小さい気遣いやいっぱい褒めてもらったことが嬉しくて
倒れずにお骨上げする力がでた。
丁寧に丁寧に、どんな小さな欠片も残さず持ち帰りたい。
下地の砂も全部持ち帰れるようにと
骨壺とは別に、入れ物を持ってきて下さって。
ここを選んでよかった。
帰る時には空が紫色になってた。
いいお見送りが出来たと思う。
パパが帰りに美味しいステーキでも食べて帰ろうって。
こんな時に? いやこんな時だからこそよね。。
ごましおも一緒に。
しっかり最後までお見送りしなきゃって
そして明日の旅を無事終えないとって
ずっと気が張ってるから、自分でも驚くほど落ち着いてる。
それが終わって力が抜けたら・・・
どうなるんだろう・・・
怖い。。